日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義
新・所得倍増論で有名なデービッド・アトキンソンの新刊。
日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義/David Atkinson (原著), デービッド アトキンソン (著)
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読んでいて、大局から各論への展開がわかりやすく、良書でした。
書籍ですので、ネタばれとなるようなことは書きませんが、オススメしたい理由を描かせていただきます。
どのような本?
各々が日常、何かアクションを変えるためのヒントというよりは、今の日本がどういう状態で経済指標とされているGDPがどういう意味を持つのか。
今後、少子高齢化が進む日本において社会がどう変化する可能性が高いのか。
この本を読んで考えるべきことは、年代によって異なると思いますが若い世代の人こそ読むべき本なのではないかと思います。
これまでの時代がどうであったのか、目指すべき日本の社会はどうであるのか。当然、賛否両論あるとは思いますが、著者の様々な論文のデータから導き出された結論は考える指標となることばかりでした。
就活を行っている人にもオススメです。
今後の日本がどうなっていくのか、これまでの日本がどうであったか。
世界有数のコンサルティングファームにいたアナリストは流石だ!と思えるほど、客観的に書いてあります。先々の仕事を選ぶ上で、非常に参考になると思います。
(ただし、採用面談の際にこの内容をベースに話しをするとなると、鼻につくヤツだと思われるとは思います…笑)
自らが高い生産性を発揮し、世の中に貢献できる存在になるべく、先を見据えることは大切ですので、そういう視点で読まれるといいと思います。
30歳ぐらいの我々にとって
私よりも上の世代の方達が読んだ時にどう思うのかは計り知れませんが、30歳ぐらいの世代が知っておくべき内容だと思います。
この本に書かれていることは、私たちが活躍するであろう10年後、20年後には必ず問題・課題となってくる事柄です。事前に知り、ビジョンを持って挑むのか、行き当たりばったりで後手に回るのかでは大きな違いとなります。
ただ日々を過ごすのではなく、勝算をもって時間を大切に使いたいものです。
書いてあることは、最初にも書いた通り日本の大局的なダイナミズムと未来に於けるあるべき姿です。
勝ち残れる企業、人材であるために先々を見据えた今を過ごせる人になりたいものです。
たち耳